タ・カートのサバゲ？ﾄﾞﾝとこい！！

サバゲとはゾンビとの戦いと言っても過言では無い。

アドレナリンが出れば、被弾に気付きにくい格好は無意識的なゾンビをしてしまいがちだ。
勿論、わざとゾンビ行為をする者も居る。

ゾンビだ！！
と騒ぐのは簡単である。

確かに自己申告であるサバゲではゾンビ行為はゲームの根本を壊してしまう最低な行為である。
まあ無意識的なゾンビ行為は多少仕方が無いとして。
（意外とクリーンなゲーマーでさえ気付かない事ってあるからね。勿論俺だってしていないって保証は無い。だからといって肯定するつもりも無いが。）

ゾンビ行為が嫌で辞めてしまうゲーマーも居るだろう。
初心者さんからしたらどうしようもなくなるしね。

じゃあ逆にだ。
ゾンビを楽しむってのはどうだろう？
（ゾンビ行為では無く、ゾンビする者をと言う意味で）


ぶっちゃけて言おう。

俺はゾンビする奴が居ても面白いのだ。
ベテランを相手にするのに近しい何かを感じるのだ。


「よし！　当てたぞ！！……あれ？　死んでねえぞ？」
この瞬間からスイッチが入る。
では、如何にして相手にヒットと言わせるか？
それなのだ。
それが面白いのだ。

肌を露出している部位に当てるか？
痛みに敏感な部位に当てるか？
はたまたどうしようもない状況まで追い込むか？

言わば己への鍛練なのだ。
技術を身につけ屈服させるＳ心なのだ。

勿論ゾンビ君は打ち返して来るだろう。酷い者となると被弾もおかまいなしに。
その弾を如何に回避し、かつ、こちらの弾を着弾させる。
それは中々に骨が折れる。
その状況下で相手を屈服させるとなると労力は計り知れない。

だが

達成感はある

とあるゲームの一幕なのだが。
撃ち合いにて身体に命中させた際、敵は身を隠し、後程撃ち返して来た。
勿論手応えは感じたのだが、自分の勘違いだったと考え撃ち合いを続ける。
今度はタイミングを見計らいヘッドショット。
敵の頭が後ろにのけ反る。
それをスコープ越しに確認、確かな手応え。
だが応戦してくる敵。
困った。
非常に困った。

どうすればヒットと言ってくれるだろう？

とりあえず相手がバリケードに隠れるように撃ち込む。そしてすぐに斜め前のバリケードに移動。
幸いにして他に敵はおらず、スムーズに移動が出来た。
先程迄俺が居たバリケードに撃ち込む敵。その隙に更に斜め前へと進む。
距離はどんどん縮まる。
敵の発射音が高くなった。弾切れである。
セカンダリを抜く可能性も踏まえ、突撃はせず敵バリケードに狙いを定める。
リロードした敵が俺が居たバリケードにまた撃ち込む。
半身が見える。
気付かれない様にゆっくり、じっくりと狙いを定め、セレクターをフルに切り替える。
頭、手、太股へと指切りバースト射撃。
恐らく結構な痛さであるはずだ。
敵は身体を縮こめ、痛みに耐えている。
頼む、言ってくれ、ヒットって言ってくれ。
だが、念には念を入れ、俺は直ぐさま横に移動し、敵への狙いを崩さない。
敵の銃口が先程の俺の位置へ向いている。
だが、その先には俺は居ない。
そこでようやく「ヒット！ヒットだって！」と言ってくれた……

敵が一人しか居なかったからよかったものの、中々に難しかった。

どうでしょう、他人をゾンビ扱い方するのは簡単です。確かに簡単です。
しかし諦めるのでは無く、ヒットを言わせられなかった自分を戒めるのです。
ヒットと言わせる技術。
俺はまだまだ未熟です。ですが、相手にヒットと言わせられるゲームプレイをしたいのです。
だからこそ、日々精進です。

あ、ゾンビはいかんぞ？ｗｗｗ